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エボラ出血熱の歴史/発生地域/疾病としての危険度

エボラ出血熱とは


「エボラ出血熱」とは、ウイルスによる感染症の一つで、致死率がきわめて高いことで知られています。

エボラ出血熱は、WHO(世界保健機関)のリスクグループ4の病原体に指定されており、バイオセーフティーレベル(BSL、細菌やウイルスなどの病原体を取り扱う実験室や施設の格付け)は、最高度である[4]に格付けされています。
エボラウィルスは、世界保健機関非常に感染力が強いウイルスで、体内に数個入っただけでも感染します。

ちなみに、「エボラ」という名称は、発病した患者が住んでいた地域を流れる川の名前から採られました。
 
初めてエボラウィルスが発見されたのは1976年で、最初の患者は、スーダン人の男性でした。
それ以降、アフリカ大陸で突発的に10度にわたり発生・流行し、いずれの流行時も50〜90%という非常に高い致死率を記録しました。
現在では、エボラ出血熱患者の致死率は、人から人に感染するにつれ下がることがわかっています。

エボラ出血熱発症後、仮に死に至ることなく治癒した場合でも、高確率で失明、失聴、脳障害などの重篤な後遺症が残ります。

最初の患者が確認されてから2013年までにエボラ出血熱が発生した地域は、中央アフリカ一帯に限られていましたが、2014年2月からは、アフリカ西部のギニア、リベリア、シエラレオネ、ナイジェリアなどで爆発的に流行し、現在も患者数が急速に増加しつつあります。

エボラウイルスの形状


エボラウィルスは、非常に小さいウイルスで、糸のような形状をしています。
ヒトの他にも、サル、豚、鳥類などに感染しますが、魚類や昆虫類への感染は確認されていません。
エボラウィルスの種類は現在までに5種類確認されており、種類によって病原性を示す生物が異なります。
ウイルスの種類によってはサルにしか感染せず、ヒトには無害なものもあることが知られています。
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